国際ロマンス詐欺は高額な金銭を騙し取る事を目的としており、年々手口が巧妙化しています。
詐欺なので警察への相談も可能ですが、被害金額を取り戻すためには別の方法で解決方を探る必要があるでしょう。
ここでは国際ロマンス詐欺を警察に相談した場合に解決できるのか、他の対処法などをご紹介しています。
目次
国際ロマンス詐欺は年々増加している
TVやWebメディアで取り上げられた事から、国際ロマンス詐欺は一般的にも知られるようになってきました。
ただし、他の詐欺に比べるとまだまだマイナーである事は間違いありません。
まずは国際ロマンス詐欺の現状について知っておきましょう。
SNSやマッチングアプリを中心に被害増加
国際ロマンス詐欺はSNSやマッチングアプリを中心に被害が増加してきました。
例えばTwitterやLINE、ペアーズやタップルといった知名度の高いSNS・マッチングアプリでも被害の事例が見られます。
日本国内では国際ロマンス詐欺の被害が増加している事を受け、最近では金融庁・消費者庁・警察庁などが注意喚起を行っています。
大規模な犯罪グループが逮捕された事例も
日本国内では、国際ロマンス詐欺の大規模な犯罪グループが逮捕された事例がいくつか確認できます。
例えばガーナ共和国国籍の男らが逮捕された事例では、これまでの被害総額が1億4000万円以上に上ると見られています。
国際ロマンス詐欺の犯罪グループが日本国内で活動しており、被害額が高額となる場合は警察も積極的な捜査を行っているようです。
国際ロマンス詐欺は警察に相談できる？
前述した通り警察は国際ロマンス詐欺の捜査を行っていますし、被害を未然に防ぐ注意喚起も行っています。
結論を言えば、国際ロマンス詐欺は警察に相談する事が可能なのです。
相談受付は行っているが対応は難しい
国際ロマンス詐欺をはじめ、詐欺の金銭的被害にあったら最寄りの警察署に行って被害届を提出する事ができます。
実際、相手の身元がはっきりしている場合などは警察でも対応してくれる事でしょう。
しかし、相手が外国人であったり身元が不鮮明な場合は警察での積極的な対応は難しくなります。
状況次第では、被害届の受理自体が難しくなる可能性もあるでしょう。
民事事件として扱われる可能性も高い
国際ロマンス詐欺は被害者の金銭を騙し取る「詐欺罪」として刑事事件に当たると考えられます。
しかし、実際には金銭的な問題として民事事件として扱われる可能性が高いようです。
民事事件として扱われた場合は警察が動くのは難しくなりますし、最悪門前払い・取り合ってもらえないという事も考えられます。
被害額を取り戻せるのは少数
警察が被害届を受理したとしても、国際ロマンス詐欺の被害を取り戻せる方は多くありません。
警察は犯罪行為の捜査を主目的としていますので、実際の被害事例を見ても金品を取り戻した方は少ないのです。
国際ロマンス詐欺被害者の主目的は「被害額を取り返す」だと思いますが、その最終目標が叶わないとなると相談先自体を考え直す必要があると言えます。
国際ロマンス詐欺は弁護士相談がおすすめの理由
「被害額を取り返す」事が目的なら、国際ロマンス詐欺は弁護士へ相談するのがおすすめです。
最後に弁護士相談がおすすめの理由を、警察との違いをポイントとして見ていきましょう。
相手の身元特定や返金請求可能
警察は詐欺の加害者を逮捕する刑事的な対応は行えますが、被害額を取り戻す民事的な対応をしてくれないのがデメリットです。
一方の弁護士は被害者の代理人として加害者の身元特定や返金請求まで一括で行ってくれます。
マッチングアプリの運営会社など関連機関への法的アプローチも可能なので、加害者が外国人の場合でも返金対応まで行った事例は数多くあるのです。
専門弁護士なら解決可能性が高くなる
最近では国際ロマンス詐欺の増加を危惧し、早くから案件対応に当たってきた実績豊富な弁護士事務所も存在します。
例えば東京都港区にある「横山法律事務所」は国際ロマンス詐欺を得意案件とする弁護士事務所の1つです。
公表している返金実績では、8割・9割・全額といった高額な被害事例も確認できます。
法的なアプローチが出来る弁護士の中でも、国際ロマンス詐欺を専門としている法律事務所は被害額を取り戻せる可能性がさらに高いと言えます。
相談料は無料、詐欺の判別も可能
前述した横山法律事務所は相談料無料で着手するまで0円のサービスを提供しています。
国際ロマンス詐欺は実際に金銭的な被害が出るまで自分が詐欺にあっているか気づきにくいものです。
金銭的な被害が出たら弁護士に相談するのはもちろんですが、現状で自分が国際ロマンス詐欺にあっているかどうか判断したいという方もいらっしゃるでしょう。
横山法律事務所のような相談料無料の法律事務所なら、詐欺にあっているかどうかだけでも確認する事ができます。24時間受付のLINE相談も設けられているので、1人で悩んでいるならまずは連絡してみるのがおすすめです。
【まとめ】国際ロマンス詐欺の解決は警察より専門弁護士がおすすめ
国際ロマンス詐欺は、警察でも被害届の受理や相談などを受け付けています。
ただし犯人逮捕は出来ても、被害額の返金請求などは民事として取り扱われる可能性が高いのです。
被害額を取り戻すことが目的なら、本文中でご紹介したような専門の弁護士への相談がおすすめです。
弁護士は警察への被害届提出や警察署への同行なども出来るため、精神的な負担を軽くする意味でもおすすめだと言えるでしょう。
