ある日、海外の異性から突然メッセージが届き、なんとなくやりとりしているうちに相手のことを段々と好きになってしまう。
まさに、それは“国際ロマンス”です。しかし、そんな海をまたいだ恋愛の結果は、大金をむしり取られてしまう詐欺かもしれません。
日本においても国際ロマンス詐欺が増えている現状があります。
今回、国際ロマンス詐欺について詳しく解説しましょう。
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目次
怪しいと感じてもつい騙されてしまう国際ロマンス詐欺の実態についてはこちらの記事をご一読ください!
国際ロマンス詐欺とは何か全貌を把握する
国際ロマンス詐欺とは、インターネット上での新しい出会いが盛んな近年、見知らぬ相手と交流を深め、恋愛関係に陥った結果金銭を騙し取られてしまうネット詐欺です。
犯人のに手口は、以前はSMS(ショートメッセージサービス)をランダムにばらまき、反応した相手をターゲットにしていましたが、最近はFacebookであったりマッチングサイトの出会いがメインとなっています。
日本では、まだ国際ロマンス詐欺のことを知らないという方々もいるかもしれません。また、日本で国際ロマンス詐欺の統計も発表されていませんが、 FTC(米連邦取引委員会)のレポートを参考にすれば、被害総額は2019年には2億200万ドルに及び、2020年は3億400万ドルと急増傾向にあります。2016年と比較すれば被害は4倍増しています。
また、被害に遭遇している年齢は、おおかた40~69歳あたりでしたが、最近では若い人たちの被害が増えている傾向があります。70歳以上でかなり高額被害に遭っている方々もいます。
国際ロマンス詐欺の被害は、男性もいますが、多くは女性です。
特定の個人に対して用意周到な詐欺を仕掛けてくるので、まんまと騙され高額を取られてしまうようです。その額は数百万円から数千万円にも及びます。
そのような貯蓄がないのなら、借金することまであてこんで行動しているケースもあります。
国際ロマンス詐欺のよくある手口とは
ある国際ロマンス詐欺の手口を紹介します。
SMSやLINEを通じてつながったらいきなり、猛攻の口説きの嵐。
毎日マメにくどかれる
このケースでは被害者も英語を喋ることができ、英語と英語のやりとりでした。
加害者は、とにかく毎日毎日、「あなたはとても美しい」「あなたは私が今まで遭遇した人物の中て一番素晴らしい女性です」などと、歯のうくようなセリフを連発します。
また、他の被害では、「夕食は何を食べたのですか?」「もう寝る時間ですか?」「お風呂に入りましたか?」など、生活に一日中密着して来ます。加害者は相当マメな人物です。かつ、巧みに詐欺を仕掛けて来ます。
有能なビジネスマンであることを伝え安心させる
そのような会話の中、
さりげない感じで現在加害者のしているビジネスにことだったり、資産についても触れて来ます。有能なビジネスマンであることを相手に伝えるために、被害者の方が希望している訳でもないのに、契約書のコピーなどを送って来たりし、まず相手を信用させようとします。
実際に、契約書だったりパスポートのコピーはデタラメですが、それでもかなり精巧に作られたものです。被害者が加害者にちょっとでも好意を持っていたら充分信用できるレベルです。
結婚を前提としたプロポーズ
相手が段々と加害者を信用した段階で加害者は、現在つきあっていた彼女に浮気されて傷ついているなどと悩みをうち明けます。
被害者はそんな加害者に同情し、そのタイミングで加害者は、結婚を前提として交際してくださいとプロポーズします。
ここまではメールでのやりとりです。メールだけで結婚の決意が出来る訳ではありませんので、当然会いたいと思うでしょう。
しかし、最近の場合、格好の条件はコロナ禍であることです。コロナ禍だから今はちょっと我慢しようと思えば、相手も納得するでしょう。実際にこのような流れが、早ければ数ヶ月、長ければ数年の間行われます。
国際ロマンス詐欺は結婚をエサにして、被害者からお金を引き出そうとする定番のパターンが多いです。
お金が必要であることを伝える
このケースでは、軍人と加害者は偽っていたので、軍を辞めて結婚することになるので、軍を辞めるための違約金が発生してしまったと言って被害者に送金することを求めて来ました。
被害者が愛情を示してくれたのなら、自分がケガをしてしまったから治療費を送金して欲しい。警察に逮捕されてしまった。弁護士費用が必要。契約代金が決済出来ないから一時立て替えして欲しいなど、いくらでも言い分は見つかるでしょう。
【注意】恋は人を盲目にさせてしまう
こんな単純な流れでは詐欺にひっかかるはずはないと思う人たちの方が多いでしょう。
しかし、ここには恋をしているという前提があります。やっぱり、恋は人を盲目にさせてしまうのです。
国際ロマンス詐欺対策はどうすればいい?
国際ロマンス詐欺の被害に遭ってしまったら……。真っ先に警察へ届けることを考えるかもしれません。しかし国際詐欺は、加害者が外国に居住している場合、日本の警察では対応はなかなか難しい現状があります。
更に警察は、犯罪行為の捜査が目的です。金銭問題は民事なので取り扱ってもらえない可能性が高いです。ですから警察に届け出をすれば、詐欺に遭ったお金を取り戻すことができると思えば間違いです。
国際ロマンス詐欺に遭ってしまったら、弁護士に相談することをおすすめします。弁護士は返金請求が可能です。
国際詐欺といえば、加害者は当然海外に在住していると思いきや、様々国際詐欺のニュースを確認すれば、日本在住の外国人であったり日本在住の日本人というケースも多々あります。
国際詐欺に遭ってしまったから、もうお金はあきらめなければならないと思うのはまだ早いです。
また、詐欺被害に遭遇してしまったらすぐに弁護士に相談することが大事です。加害者は被害者からお金を奪い取ったあと、すぐに別の口座にお金を移動させたりして、被害にあった金銭を回復することを阻止しようとします。弁護士は、振り込み詐欺救済法によって、銀行口座を凍結させる手続きをとることができます。
また、たくさん被害者がいることも推測出来ますので、いざ回収しようとする段階で資金が残っていないことも予測することができるからです。
まとめ
いかがでしょうか。今回、国際ロマンス詐欺について解説しました。年齢がいくほど、失われたロマンスを求めてしまうものなのかもしれません。
今後、あなたが被害者になる可能性もあると考えるべきでしょう。
もしも、国際ロマンス詐欺の被害に遭ってしまったら。お金を取り戻したいと考えたら相談は弁護士がおすすめです。
横山法律事務所は、国際ロマンス詐欺にも数多く対応して来た経験値があります。一刻も早く相談することが解決策です。
民事不介入の原則があり、警察は国際ロマンス詐欺などの詐欺事件をなかなか取り扱えません。
解決に加えて被害にあったお金を高い確率で返金させる事ができるでしょう。特に、海外系の詐欺被害にも強い弁護士なら8割以上~満額での返還請求の可能性も高くなります。
国際ロマンス詐欺に強い弁護士に相談したいなら、まずは横山法律事務所がおすすめです。