国際ロマンス詐欺の被害者は女性が多い?理由とターゲットになりやすい女性像について

国際ロマンス詐欺被害を調べていくと女性の被害者が多い印象を受けますが、実際に女性の方が男性より騙されやすいのでしょうか

今回は、女性の被害者が多いと言われている理由や、男性は被害者になりにくいのかといったところをメインに調査してみました。SNSやマッチングアプリで外国人のパートナーを探している人はロマンス詐欺の被害から逃れるために、ぜひチェックしてみてください

【この記事でわかること】

  • 国際ロマンス詐欺の被害者は女性が多いのか!?
  • 国際ロマンス詐欺のターゲットになりやすい特徴
  • 国際ロマンス詐欺の特徴

国際ロマンス詐欺の被害者は女性が多い?その理由

国際ロマンス詐欺の被害者は女性が多い?その理由結論から申し上げますと、国際ロマンス詐欺の被害報告は男性よりも女性の方が圧倒的に多い傾向にあります。M-STEPというNPO法人のアンケートによると回答者510人のうち9割以上が女性を占めていることがわかったのです。

ここでは、女性被害者が多いといわれている理由と男性被害者が少ない理由を深掘りしていきます。

参照:HUFFPOST

「男性だから安心」は間違い|性別問わずに危険

国際ロマンス詐欺の被害報告は女性が大多数を占めていますが、男性が被害に遭わないというわけではありません。国際ロマンス詐欺の被害は金銭的なダメージ以外にも精神的ダメージを負うため、被害報告していない人も少なくないでしょう。

また、実際に男性からの被害報告も複数見られますので「男性だから安全」という考えかたは非常に危険です。インターネットを日常的に利用している人は、性別問わず誰でも被害に遭う可能性があると考えてください。

女性の被害者が多く見える理由|男性は被害にあっても言えないことも

女性の被害者が多く見える理由のひとつに、男性は被害にあっても何かしらの理由で被害報告しない選択を取る人が一定数いると推測できます。ここでは、男性が被害報告しない理由を2つ考察してみました。

  • プライドが高い
    一般的に女性より男性の方がプライドが高いといわれていますので、お金を取り戻すことよりも騙されたことを隠しておきたいと考える男性が多いのではないでしょうか。
  • 既婚者
    既婚者が国際ロマンス詐欺に騙された場合、損害賠償請求や被害届を提出すると配偶者にバレてしまう可能性があるため、黙っている人が一定数います。

国際ロマンス詐欺師のターゲットになりやすい女性の特徴

国際ロマンス詐欺師のターゲットになりやすい女性の特徴国際ロマンス詐欺の手口やターゲットになる女性にはいくつかの共通点があるといわれています。

ここでは、国際ロマンス詐欺師がアプローチをかける女性の特徴を詳しく解説していきますのでチェックしてみてください。ひとつでも当てはまる人は、国際ロマンス詐欺師に狙われる可能性が高いので、SNSやマッチングアプリで面識のない男性からメッセージが届いても慎重に見極めましょう

結婚適齢期を過ぎており結婚を焦っている女性

結婚適齢期を過ぎていて結婚を焦っている女性は、出会いを探している可能性が高いので国際ロマンス詐欺師に狙われやすい傾向にあります。このケースの場合、国際ロマンス詐欺師は以下の基準を満たす女性を狙っているのです。

  • プロフィールの年齢が35歳以上
    一般的に結婚適齢期はアラサーと呼ばれる25〜34歳と言われているので、35歳以上の女性を狙います。
  • 自己紹介ページや投稿に結婚願望について記載している
    「早く結婚したい」「彼氏ほしい」と書いている人は要注意です。

SNSやネットに疎くあまり情報を持っていない女性

SNSやインターネットに疎くあまり情報を持っていない女性は、国際ロマンス詐欺の存在を知らない可能性もあるため、ターゲットに選ばれやすくなるのです。以下の項目に当てはまる人は、情報リテラシーが低いと判断され、国際ロマンス詐欺師に狙われる可能性があるので注意してください。

  • フォロワーが少ない
    友人が少ない分SNSの知識も少ないと考えられます。
  • 投稿が少ない
    頻繁に更新していない人はSNSに詳しくないと思われます。
  • 個人情報が特定できそうな投稿を載せている
    自宅や職場の写真を載せていて危機感の薄い人が狙われやすい傾向にあります。

恋愛経験が少なく男性に慣れていない女性

国際ロマンス詐欺師は恋愛関係を築いてからお金をだまし取るため、より洗脳しやすい恋愛経験が少なくて男性に慣れていない女性をターゲットに選びます。このケースの場合、実際に恋愛経験が少ないかどうかは話してみないとわからないので、以下のような外見の女性を選ぶのです。

  • 清楚系
    一般的に派手な人より清楚な人の方が恋愛経験が少ないので、黒髮で大人しそうな印象の女性を選びます
  • メイクが薄いorスッピン
    メイクやオシャレにあまり興味がない人は男性経験が少ないイメージがあるため、狙われやすい傾向にあります

私生活で満たされていない女性

私生活で満たされていない女性は、ある意味刺激的な国際ロマンス詐欺師との関係にハマりやすいので狙われやすい傾向にあります。国際ロマンス詐欺師はそのような女性をSNSの投稿から探している可能性が高いのです。

  • ネガティブな投稿が多い
    「刺激がほしい」「つまらない」といった発言が多いと狙われやすくなります。
  • インドアな投稿が多い
    「友人とお出かけ」というアウトドア派よりも、「1日ダラダラしてた」というインドア派の方がターゲットに選ばれやすい傾向にあります

相手の男性は詐欺師かも?危険性の高い人物の特徴

相手の男性は詐欺師かも?危険性の高い人物の特徴SNSやマッチングアプリで運命的に出会った相手がとても魅力的な男性だった場合、国際ロマンス詐欺師かもしれません。国際ロマンス詐欺師は、より多くのターゲットからお金をだまし取るため、大多数の人が魅力的だと感じる人物になりすましている可能性があります。

ここでは、国際ロマンス詐欺師である危険性の高い人物の特徴を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

イケメンすぎる・理想的な相手に当てはまり過ぎている男性

イケメンすぎたり理想とする相手に当てはまりすぎたりする男性は、国際ロマンス詐欺である可能性が高いので注意が必要です。誰しも好みのタイプが複数存在すると思いますが、そのすべてが当てはまる人物に出会ったことがある人は、ほんの一握りでしょう。

とくに、イケメン・お金持ち・優しさの3つすべてを兼ね備えた人物は国際ロマンス詐欺師である可能性が否めません。国際ロマンス詐欺師は、インターネット上からダウンロードしてきた写真を本人画像と偽り、社会的地位が高く経済力がある職業のフリをするのでこのような完璧な相手が出来上がるのです。

アプリやSNSで出会ってからすぐLINEに移行したがる男性

アプリやSNSで出会ってからすぐにLINEに移行したがる男性は、国際ロマンス詐欺または遊び人である可能性が非常に高いでしょう。

アプリやSNSは、不特定多数の人と繋がれるところがメリットの一方、ユーザーを犯罪行為や誹謗中傷から守るためメッセージ内容を監視しているものがあります。そのため、国際ロマンス詐欺師は、メッセージの秘密性が比較的高いLINEにターゲットを誘導して嘘偽りを並べ騙そうとするのです。

メッセージの雰囲気が日によって異なる男性

メッセージの雰囲気が日によって異なる男性は、複数の国際ロマンス詐欺師が演じている可能性があります。国際ロマンス詐欺師は単独犯と組織犯の2パターンあり、組織犯の場合は複数の詐欺師が持ち回りでターゲットに接触している可能性があるため日によって雰囲気が変わるのではないでしょうか。

ただし、大まかなマニュアルは用意されていることが多いため、決定的な違いというよりはなんとなく違和感を感じる程度の気づきです。以下のような違和感を感じたら相手が複数いると考えても良いでしょう。

  • よく使う絵文字がコロコロ変わる
  • 語尾がなまりがに日によって違う

甘い言葉や積極的なアプローチで口説いてくる男性

ロマンス映画でしか聞いたことのないような甘い言葉を使い、出会って早々に積極的なアプローチで口説いてくる男性は、国際ロマンス詐欺か遊び人のどちらかと考えてまず、間違いありません。

日本人は、外国人に対して恋愛に積極的なイメージを持っているため、違和感を感じつつも文化の違いと納得してしまう人が一定数います。外国人が日本人よりストレートに感情表現する人が多いということは間違いありませんが、行動力がなく口先だけの人はどこの国出身の人でも信用してはいけません

実際に会う話や第三者を交えての関係は拒否してくる男性

国際ロマンス詐欺はインターネット上のやり取りだけでお金をだまし取るので、実際に会う話や友人を紹介してほしいという話は拒否またはスルーする男性がほとんどです。国際ロマンス詐欺師は、写真から職業までプロフィールのほとんどを偽っている可能性が高いので、直接会ってしまうと嘘がバレてしまいます

そのため、直接会ったり第三者を交えての関係は拒否するのです。また、拒否しすぎると怪しまれる可能性があるため、最初から天涯孤独で日本から遠く離れたところに住んでいる設定にしている国際ロマンス詐欺師もいます。

国際ロマンス詐欺の特徴に当てはまったら「弁護士」に相談して

国際ロマンス詐欺の特徴に当てはまったら「弁護士」に相談してSNSやマッチングアプリで知り合った男性が、国際ロマンス詐欺の特徴に当てはまったら弁護士に相談してみましょう。相談先は弁護士以外にも国民生活センターと警察がありますが、両方とも返還請求に関しては何もできないのです。

国際ロマンス詐欺は、関係が親密になるほど被害が大きくなる傾向にあるので、恋愛感情が芽生える前にできるだけ早い段階で詐欺を見極め弁護士に相談する必要があります。また、弁護士なら誰でも良いというわけではなく、国際ロマンス詐欺に詳しく実績が豊富な弁護士が在籍する事務所を選びましょう。

まとめ|狙われやすい女性像に当てはまったら注意しよう

国際ロマンス詐欺は、ターゲットの性別は問いませんが、狙われやすい女性像に当てはまる人は被害に遭う確率が高くなるので十分に注意しましょう。とくに、国際ロマンス詐欺師はSNSでターゲットを探しいることが多いので、投稿内容には気をつけ個人情報やターゲットになりやすい言動は控えてください。

万が一、国際ロマンス詐欺の被害に遭ってしまったら泣き寝入りせずに弁護士に相談してみましょう。