結婚詐欺のよくある特徴から見分け方を解説|詐欺被害に合わないために見分けよう

メディアでも度々取り上げられる、結婚詐欺。

出会いを求める方からしてみればかなり迷惑な事案で、被害に遭いやすい詐欺の1つとされています。

今回は、結婚詐欺のよくある特徴から見分け方を解説していきます。

詐欺被害に合わないためにも見分けが必要になるので、本記事を参考に結婚詐欺に対する対策などを知っていきましょう。

【この記事で分かること】

・結婚詐欺の手口によくある特徴は?
・結婚詐欺の危ないサインと見分け方
・結婚詐欺に合わないために心がけておくべきこと

結婚詐欺の手口によくある特徴は?こんな相手には気をつけて

自分は結婚詐欺に遭わないと考えている方が多いかもしれませんが、結婚詐欺の被害に遭う確率はどんな人にもあるのです。

出会いを探している方の中で、スペックが高い人や恋愛経験が少ない人が狙われやすい傾向にあります。

ここでは、結婚詐欺の手口によくある特徴を以下3つ紹介していきます。

  • 運命の出会いや理想の相手を装って近づく
  • 稼げる職業であることが多くお金持ちを装う
  • 早い段階から結婚など甘い言葉を囁いてくる

それぞれチェックしていきましょう。

運命の出会いや理想の相手を装って近づく

ターゲットを逃がさないために、ターゲットの理想の相手を演じて近付いてきます。

例えばスペックが高かったり、優しかったり、一般的に素敵だと思われる人を演じるのです。また、その人の理想の相手になれるよう、詐欺師側は会話の中で理想がどういうものか探っていきます。

ターゲットのことを入念にリサーチし、いくつかの罠を仕掛けておいてお金を騙し取るというのが詐欺師の大きな特徴です。

恋は盲目になりがちなので、ちょっと考えれば分かるような問題でも見逃してしまうこともよくある話。

あまりにも理想ぴったりな相手が現れたら、警戒した方が良いでしょう。

稼げる職業であることが多くお金持ちを装う

  • 医者
  • 弁護士
  • パイロット
  • 公認会計士など

婚活パーティーなどでは、上記のような職業に就いていると偽って参加していることもあります。

稼げる職業の男性は、女性からとても魅力的に移ります。

やはり結婚において経済力がある相手を重視する傾向にあるため、お金持ちを装っている詐欺師は多いのです。

ターゲットを逃がさないためにも、定期的にプレゼントを送ったりすることもあります。

お金持ちだから魅力的だと考えていると、あっという間に搾取される可能性があり非常に危険です。

早い段階から結婚など甘い言葉を囁いてくる

男女に限らず、詐欺師は早い段階で結婚を急ぎます。

  • 知り合って間もないのに甘い言葉が多い
  • 結婚というフレーズを相手からよく聞く

上記のような特徴は、結婚詐欺の可能性が極めて高い傾向にあります。

男女問わず結婚適齢期は30代を過ぎてからといわれているので、結婚に焦りを感じている可能性も否めません。

ですが知り合って数日~数週間しか経過していないのに、あまりにも結婚を急いでいるのは逆に怪しいと感じてしまいます。

恋は盲目とはよくいったもので、ターゲットの論理的思考を阻害させるための手口なので十分に注意してください。

結婚詐欺かも?危ないサインと見分け方を解説

現段階で出会いを求めている方やこれから探すという方は、結婚詐欺の可能性が考えられるサインを見逃さないようにしてください。

ここで紹介する危ないサインは、以下の5つが挙げられます。

  • トラブルや病気などお金が必要になる出来事が頻繁に起こる
  • 貯金額や資産額などお金の事情について聞いてくる
  • お金のやり取りについて証拠が残ることを避ける
  • 友人や親など第三者を交えようとしない
  • 結婚の話をしているものの具体的な話は出てこない

それぞれチェックしていきましょう。

トラブルや病気などお金が必要になる出来事が頻繁に起こる

交際が順調になってくると、突然のトラブルや病気などでお金が必要になる出来事が頻繁に起こるようになります。

恋人関係になり、結婚をチラつかせる段階でよくあるケースです。

これまで詐欺師から、食事やプレゼントをもらったことがあるという場合は、ターゲットに投資した金額+αのお金を回収する段階にあります。

  • 会社が倒産、または事業に失敗した
  • 親が病気になった
  • 事故にあったなど

今までは順調な関係性を築いていたのに、突然お金が必要になるような出来事が起こるようになる際は要注意です。

貯金額や資産額などお金の事情について聞いてくる

相手が詐欺師の場合、資産状況を確認する言動が見られることでしょう。

  • 時期を見てボーナスの話しをしてくる
  • 将来のために貯金をしたいから、現状いくら持っているのか聞いてくる
  • 毎月いくら貯金しているのか
  • 投資歴はあるか
  • 投資未経験の場合、投資に勧誘してくるなど

詐欺師にとって、ターゲットからどのくらい搾取できるか知っておく必要があります。

資産状況=ターゲットのリサーチなので、聞かれた場合は要注意です。

お金のやり取りについて証拠が残ることを避ける

基本的に詐欺師は、証拠になるような行動を避ける傾向にあります。

連絡も基本的に、ログが残りにくい電話を好みます。

お金を借りる時もできる限り証拠は残したくないので、手渡しなどを強要してくることもあるのです。

写真なども、決して撮りたがろうとしません。

運転免許証やパスポート、その他保険証なども頑なに見せてくれないので、交際しているのに見せてもらえなければ詐欺師の可能性が考えられます。

友人や親など第三者を交えようとしない

結婚を前提に交際をするのですから、本来であれば友人や双方の親に紹介するのが一般的な流れです。

ですが詐欺師は、極力ターゲットを孤立させたいがために第三者に会わせない・会いたくないなどといってきます。

自分の情報を第三者に話してほしくないというのもあり、万が一詐欺だと気づいて周りに説得させられてしまうとこれまでの苦労が水の泡です。

ターゲットが周りに相談できない環境を作るのも、詐欺師の特徴です。

結婚の話をしているものの具体的な話は出てこない

早い段階で「結婚したい」といわれてはいるものの、具体的な話や行動は何も進んでいないのも結婚詐欺の大きな特徴です。

詐欺師からしてみれば結婚の予定はないわけですから、当然結婚までの段取りは1つも行いません。

ダラダラと交際を続けて、1円でも多くのお金を搾取するのが詐欺師です。

ターゲットの方から結婚の話をしても、適当にはぐらかされるかスルーするかのどちらかです。

結婚詐欺に合わないために心がけておくべきこと

最後に結婚詐欺に合わないために心がけておくべきことを、3つ紹介していきます。

  • マッチングアプリや婚活サイトで出会った人を信用しすぎない
  • 家族や周囲の人を交えても問題ないか探ってみて
  • 第三者の意見を取り入れて冷静に判断しよう

それぞれチェックしていきましょう。

マッチングアプリや婚活サイトで出会った人を信用しすぎない

マッチングアプリや婚活サイトなど、ネットを介して出会った相手を信用し過ぎないでください。

婚活パーティーも例外ではありません。

近年ではネットを通じて出会いが増えてきており、気軽に相手とコンタクトが取れる時代です。

ネットを通じて出会いを探している方は、普段から出会いがないため詐欺師の恰好の的です。

必ずしも相手の身分が真実とは限らないので、友人の紹介などではない限り出会った相手を信用し過ぎないようにしましょう。

家族や周囲の人を交えても問題ないか探ってみて

先述した通り、結婚詐欺師は第三者の関与を嫌がる傾向にあります。

そのため、家族や友人など第三者を交えた関係性を匂わせたときに、どんな反応をするかを見てみてください。

例えば「今度家族に会って欲しい」「仲のいい友人と3人で会わない?」など第三者に会って欲しいことを伝えてみましょう。

話をはぐらかされたり、頑なに拒否したりなど怪しい言動があった場合は危険かもしれません。

第三者の意見を取り入れて冷静に判断しよう

相手のことを好意的に思っていると、なかなか相手が詐欺師だということを受け入れられなくなります。

自分だけは違うと思いたい気持ちが先行して、客観的に判断することができなくなるのです。

その場合は、弁護士を始め知人や親などの第三者の意見を取り入れて判断することを強くおすすめします。

証拠集めの仕方なども弁護士なら教えてくれるので、参考にしてみてください。

まとめ:結婚詐欺かもと思ったら信頼できる人を頼ろう

結婚詐欺のよくある特徴から見分け方を解説してきました。

ネットでの出会いは、どこに危険が潜んでいるか分かりません。

自分だけでは判断できない問題に直面することも多いです。

交際を続けていって、少しでも結婚詐欺かもしれないと感じたらすぐに信頼できる人を頼ることを強くおすすめします。

本記事を参考に、結婚詐欺の特徴を知って事前に対策を練っておきましょう。

結婚詐欺のよくある手口とは?使われがちなテクニックや特徴・見分け方まで解説